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9/11 太田NPOセンター
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12/9 住民勉強会
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2001年度講習会のアンケート
 大人の感想



2001/12/9 住民勉強会 
 ねちずん村住民勉強会 
 「子供をインターネットの危険から守る」
日時: 2001年12月9日
主催: ねちずん村
会場: NTT東日本 前橋営業所内
協力: 市民立NPOカレッジ
群馬県国民文化祭の参加プログラムとして、NTT群馬支店の協力により行われました。
 会場の様子 
   
プログラム
1、村長の話
2、大学院生山田さんの話(ファイル交換の現状)
3、大学生中村さんの話(インターネットのもう一つの危険性)
4、意見交換
講習会の内容
1 村長(下田教授)の話
 今日は郡大の学生と大学院生が講師です。これまでは私が、インターネットというメディアは社会的責任能力がある大人が使うことが前提のメディアで、特に未成年者に使わせる時は大人が責任を持って使わせていくようにしましょうというのが、欧米では社会通念になっているというレクチャーをやってきましたが、今回はこれらのことを理解した上で、日本のインターネット利用の危うさ、特に大人が子供達の利用に責任を持てるのか、大人の役割を果たせるのか、といったことを学生からの問題提起で考えてみたいと思います。先ず、日本のインターネット利用の第1世代というべき彼らが、インターネットの技術改革はどんどん進み、今の日本の大人には無力ではないかという危機感を持っており、そうした中で自分たちのネット体験から今の中学、高校生達が君たちの時にできなかった技術で何をしようとしているのか語っていただき、社会人に疑問を投げかけていただきたいと思います。
2 大学院生山田さんの話(ファイル交換の現状)
私は、有害情報という言葉を「未成年の子供がその情報により、心身に悪影響を及ぼすもの」と理解しています。そのためにはフィルタリングというものがあります。
 フィルタリングには
1、URLチェック(ブラックサイト方式)
2、格付け(ホワイトサイト方式)
3、コンテンツチェック
等がありますが、これで安心というわけではありません。
フィルタリングの問題点としては次のようなものが考えられます。
1 全ての有害サイトをブロックしているわけではない。(言葉で規制するため有害でないものまで遮断されてしまうこともある。)
2 技術の進歩に追いつく事が出来ない。(HPや有害な情報と言うのは最近ではWebやmailだけでなくファイル交換という形でやり取りされている。今日はそのファイル交換を中心に報告したいとおもいます。
ファイル交換とは

ファイル交換とは、インターネットにつながったコンピュータ同士で直接やり取りする事です。そのために使うソフトとしては「Napstar、WinMX、ファイルローグ」など色々あります。これらを使っている年代は、日本ではデータが無いのでアメリカの例ですが、12歳〜17歳で31%、日本では中高生の利用が高まっています。日本では今年の11月「WinMX」を使った犯罪が報告されています。

ファイル交換の問題点

やり取りされる内容が問題です。子供にすれば子供の聞きたい曲をダウンロードする・・・ということで犯罪の意識がない。つまりどこからが犯罪なのか子供にとって理解しにくいのです。

(WinMXを使って実際にファイル検索をしてみました。)

小学生というキーワード(会場からの希望)で検索をしました。600件近いファイルが共有されました。その一つをダウンロードしてみる(何が出てくるか誰にもわからない・・・・・小学生の女の子の無修正画像、おそらく盗撮とおもわれるものがでてきました。具体的には説明できません。)

 時間をかければ動画などもインターネット経由で入手できるという。

以上は、パソコンの問題ですが今現在では携帯の方にも移ってきています。
Jホンの写メールauのパシャパでとった画像を男性相手に販売した事件もあります。

自分の全裸写真を売る女性
 J−Phoneの「写メール」auの「パシャパ」などの小型デジカメで「怪しげな商売」をする女性が急増している。
このように携帯でも「P2P」取引は始まっている。こうなるとおとり捜査の現行犯でもないと逮捕できない。

インターネットの将来

携帯でもフォーマの販売が始まり動画の配信が可能になってきました。これによって遠隔医療の実現やコミュニケーションがとりやすくなるなどの反面、無修正画像などのP2P取引が悪質になり、インターネットの端末が家の今から個のメディアへ移行することによって親「大人」や警察の監視が困難になると思われます。
山田さん−まとめ-
 インターネットの世界は未成年といえども自分で責任を取らねばならない。
インターネットは便利なメディアであるが、使い方を注意しなければならない。
子供がインターネットと上手に付き合っていくためにはどうすればよいか。親や大人がもっと真剣に考えなければいけない。
山田さんの提案

 子供が事件に関係してしまった時に相談に乗ってあげる場所がないのではないか
 親が子供としっかりとコミュニケーションを取る事。そうすれば、技術的に詳しい事が分からなくても親の判断で適切な処置が取れるのではないかと考えています。
大学生中村さんの報告(インターネットのもう一つの危険性)
 インターネットの危険性について自分なりにまとめてみると次のようになります。
 有害な画像など
 ウイルス
 個人情報に関する危険
誹謗中傷
これらについては、これまでも言われてきましたが、インターネット特有の見落としとされがちな危険性について一つの事件を通して考えたいと思います。インターネットの中には技術ではカバーできない危険性、有害サイトをつぶしてもいまだ根本的に危険があるということを主張したいと思います。
インターネットで起きたある事件
 今年の9月、日本のある高校生が自分のHP上で高価なアプリケーション・ソフトやゲームをCDにして交換したり、図書券による販売販売をしていたのが、某大型掲示板サイトで話題になったすぐにこの子に「これはいけないことだと知らせてあげよう」という書き込みがあり、誹謗中傷がはじまった。どんどんエスカレートし、写真や住まいまで公開され、その後高校生のパスワードを手に入れて取引相手まで公開していくようになっていく。そして掲示板に集まった人達が実際にその子の家に見学に行くということになる。掲示板の書き込みは9000件を超え今も続いている。
(会場では実際に、インターネットでその掲示板を表示しやりとりの内容を追いながら事件の流れを確認した。)
この事件のポイントをまとめてみると
 高校生の犯罪行為(著作権法違反)がたくさんの人々の関心を高め、新たな犯罪(不正アクセス)を生み出したという点。
 ネット上の事件をきっかけに現実の人と結びついた。
 事件に関わった人(高校生を中心に誹謗中傷した人々)には犯罪の意識が見られない。

中村さんからの提案(結論)

インターネットの持つ2面性を良い方向に伸ばしていくためには、ネット上でも現実社会においても自己責任の考えを身に付けていく必要がある。
インターネットとうのは仮想空間ではなく常に現実社会に繋がっているメディアであるが、ネット上ではその実感が湧き難い。どのようにしたらいいかということを皆さんにお聞きしたい。
村長より学生の提案事項の整理
1 インターネットの特徴とは何か、これまでのメディア(映画、テレビ、電話など・・・・)にない機能。携帯も含めてインターネットというメディアの機能的特徴はリンクという事ですね。人と情報、人と人をつないでいく。
2 遊びだと思っていると現実的な人間関係がいつの間に作られてしまう。そうした仮想の遊び事が現実化するというインターネットの特徴を十分に理解しないままインターネットの思いもよらない悪い使い方が広まっている。インターネットは日本で生まれたものではないので社会を良くするという本来の使い方が理解されていない。援助交際のようなものに使うとは思っていなかった。
3 これらの現状に対して対策を立てノウハウをだしていけるか(子供にとって良い環境を作っていけるか、そのためにはどんな事が必要か?)
参加者の感想など
インターネットで悪いことが出来ると言うが、インターネット以外でも悪いことはいっぱいあるので、それだけのことではない。子供にとって影響があるというが、有害な画像を見てしまったことがそんなに悪いことなのか。また同じような事をする子供は何人いると言うのか。

通常のマスメディア(新聞、雑誌、テレビ・・・)では理論規定があるがインターネットではそれがない。モラルを無視して発信できるインターネットをライセンス形式にすればいいかなと思う。私のところで携帯電話についてアンケートをしたところ所有者の25%は子供が欲しくて買ったもらった。ほとんどの親はインターネットの危険性を認識していない。子供というものは自主性を育てている最中なので自主性はない。大人の責任でしどうしなくてはならない。

インターネットは便利なものだ自分から発信する事もたやすい。現状は子供だけでなく大人の方や社会が問題だ。性教育や人権教育の問題でもある。
今の小学生はある部分では僕らの同じくらいのレベルで知っているがある部分は未熟で最後はやはり常識の問題になる。社会的常識のレベルとパソコンを使えるレベルのギャップが危ない。

・・・・等など・・・。
会場の参加者からは、上記のように多様な意見が出されたが、具体的にまとまった意見は特になかった。しかしインターネット利用の第1世代で、現在の中高生のネット先輩ともいうべき大学生からの問題提起の機会を増やしていくことは重要であることが確認できたといえよう。
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子どものインターネット利用を考える ねちずん村