H16.11.6
館林市青少年育成運動推進大会
ワークショップ 報告
テーマ「インターネット時代における危険性」
〜子どもたちのために我々大人たちは何をなすべきか!〜
ワークショップ「インターネット・携帯電話の危険性」
グループ討議
「子どもたちのために、我々大人たちがやらなければならないこと」
【話し合い結果】
@1班
四つの大きな柱でまとめたい。
1つ目、携帯電話を対する保持することについて、親子の認識の差が完全にでてきている。その中で、携帯を持つというその目的意識の違いをどう埋めていったら良いか、それぞれの立場でどう縮めていったらよいかを検討していかねばならない。実際に、子どもは携帯をゲーム機という感覚、または、小型パソコンのような認識、おもちゃだとか、そういうものの見方をしているのではないか。それに対して、親は電話という感覚でいる。
2つ目は、使い方や機能の学習会をすべき。メーカーなどに使い方の説明義務があるとは思うが、何らかのかたちで親や子どもに機能の勉強会をしたほうが良い。特にその中で、中身の怖さ・危険性について、子ども達はある程度知っているようだが、大人が全く知らないということが現状ではないか。あるいは子どもでもそういうことにはまってしまう子(怖さを知らない子)もいると思うので、そういうことを勉強した方が良い。
3つ目は、親や大人たちが常識を取り戻さなくてはならない時代であると思います。というのは、我々の世代は携帯電話を使用しない時代だったから経験もないし認識も違う。だから、これから携帯電話がどのような方向に進むのかもわかっていない。我々は、大人になってから携帯を持つようになった世代だから、もう一度あるべき姿の常識に戻していかなくてはいけない。
4つ目は、家庭でのルールをきちっと作る必要がある。お金の問題やそのほか危険なことも踏まえてルールを作る。そのルールを作るには家庭の条件があると思うが、ルールが作れるような家庭の雰囲気を親たちがきちっとしていかなければならない。そうしないと形だけのルールになってしまい、事例であるような悲劇が起きると思うので、健全育成をめざした、家庭内での親子の愛情あふれるような家庭を作っていくことが大切。
A2班
20代から60代までの幅広い年齢層で討議した。ビデオを見て、親がやはり子どもに対して甘い。家庭の中にトラブルを抱えてしまうような家庭は、子どもに対して絶対やってはいけないこと・良いことのそういうことの話し合いが日頃少ないのではないか。子ども達は、良いことでも悪いことでもどんどん吸収してしまうのでしっかりと、携帯電話を持つことの怖さなどを教えるべき。中学生や高校生には、タバコやお酒と同じように法的に規制したらどうか。そんなに、携帯を必要とする緊急性も多いわけではないので、やはり規制されるべきだ。携帯電話が主流になり、家庭にいわゆる電話がなくなってきていることも現実にあるので、機能を絞った、シンプルな電話機能のみのだったら、家庭で送り迎えの連絡や防犯的な意味で持たせても良い。
B3班
ビデオをみていて、家庭内での交流が非常に無くなってきていると感じる。自分たちの生活の中にもそのような場面が見られる。これは、偶然なケースであるが、子どもの携帯電話を一時的にストップしてみたら、子どもの友達の把握ができるようになった。なぜかというと家の電話を通して子どもにとりつぎをするので、子どもの友達の様子が見えるようになった。また、携帯電話の使い方やマナーを子ども達に伝えていかなければならない。これだけ携帯電話が普及していると、親が携帯電話の機能や長所短所について把握しておくことが大切ではないか。最近の携帯電話をめぐる生活として、親が子どもの生活を把握できていないのではないか。携帯電話がそれを助長している傾向がある。あるいは、親が携帯電話のせいにして子どもの生活を見ようとしていないのではないか。
C4班
月一万円以上になったら、とりあげたり、返したりを繰り返している。小学生の子どもには携帯電話を与えてはいないが、与える時には、必要性や持つことによる危険性について子どもとよく話し合いそれから考える。最近は公衆電話も少なくなったので、高校生になって必要になったら持たせても良いとの意見も出た。ビデオの感想だが、携帯電話はいわゆる電話ではない。どこにつながるか分からないので、危険が渦巻いている。テレビをみんなで見るのとは違い、情報の共有ができない。携帯依存症のような行動もでている。携帯電話でのメールのやりとりになってきて、言葉ではなく文字で通じ合う時代になってきた。それに伴って携帯電話だけでなく、パソコンからのインターネットについても、個々それぞれが携帯電話インターネットを使用している。少し前では子ども一人一人に部屋を与えることを目標にしていた時代だったが、それが整い始めると、今はもっと小さな空間というか、個々に携帯電話を持たせるとか、インターネットで検索できるとかそういう時代の流れに伴って、親がもう少し考えを見直すことを考えた方が良い。携帯電話を小さいうちに与えるならば、電話だけの機能にする。パソコンに関しては、個々の部屋に置くのではなくリビングに置き、テレビゲームやテレビと同じように一日何時間とか決めてやったらよいのでは。一番弱いのは、子どもに「みんな持っている」とか「いじめられちゃう」とか言われるとついほろっと親心がでてしまうので、親の意識を変えていくことが大切。
D5班
現在の段階では、携帯は与えていないが、時代の流れや、これから成長して持つようになることを考えると、心配事が益々増えてくる。個人個人に携帯電話を与えると、五千円といっても、携帯の利用料金とお小遣いの五千円とどこが違うのか。携帯電話の登場で小遣いの感覚が狂ってきている。本来ならば、携帯料金も小遣いの中で支払われるべきだが、殆ど別料金となっている。携帯の登場で以前は小遣いは月いくらと決まっていたが、今はなし崩し状態である。小遣いと携帯電話利用料金を込みで一万円にしたほうが良いのでは。カラオケいってもメールのやりとりなど、どこに行っても携帯電話に向かっていて、目的意識などが無くなってきているのではないか。家族の中でお互いにルール作り、守ることが大切。個人個人に使うものなので、自由と責任が問われるということを前提に、一万円という枠の中で携帯と小遣いを使うようにしたら良い。また、親もなるべく子どもの前ではメールなどを使わないようにする。
E6班
高校生に携帯電話を持たせたら、高額の請求がきて驚いた。知り合いの中で不当請求があった。館林にも最近ネットカフェができ、中学生が通い始めた様子がある。参加者の中に携帯電話が自分の身を守るということで、そのために持っているという方もいる。現在のように公衆電話の多くが撤去されると、携帯電話を持っていることにより、自分を助けてくれる場面は多い。大人と子どもの携帯電話を持つ意味が大分違う。子どもの場合どうしても携帯電話で遊びたがる。ただ、子どもが携帯を欲しがったときに、どう対応するかが問題であり、まず話だけしかできない機能の電話機を探して買い与えるとか、メールとかインターネットにつながらない契約をするとか、親の方が子どもに対して説得ができる、「親の姿勢」をきちんと持つことが非常に大切である。
F7班
インターネットは小学生から使い方を教えている。使い方は学校でも十分モラルとかは教えているつもりだが、日本では、この携帯電話インターネットが急激に広がったので、規制が追いついていなかったのではないか。使っても良いとは思うが、親が子どもに感心がなさすぎる。親も十分に使い方を勉強してから子どもに与えるべきである。現在では、中学生でも8割くらいが持っている。情報化である程度進むのは仕方ないが、使い方の規制をする必要がある。親子関係の影響も大きい。家庭がだめであれば、地域がある程度助けていく必要がある。今の親の金銭感覚が麻痺している。昔のように苦労していない様子がある。親が十分に研究・勉強して欲しい。そして子ども達を親が規制しルールを守らせる。そのためには、幼いうちから小遣いの躾画が大切。一日の小遣いや一月の小遣い500円などのようにルールを守らせることから躾ける。また、中学生の段階では携帯電話は要らないのではないか、もし持たせるのであれば、家庭で十分研究・勉強しある程度覚悟を持って与えるべきである。防犯の面で、ある程度必要性がある。反面、現在GPSが発達してきているから効果もある。そういった面でIT社会の流れからいって今後より必要となってくる。それと同時に、家庭の教育力を育てることが重要であり、さらには、地域・学校との連携も重要である。
以 上
ねちずん村スタッフの総評
携帯電話は大人にとっては「歩く公衆電話」だが、大人は単に電話としての機能として使用しているが、子どもにとってはIT(インターネット)の端末機。その使用目的の差は歴然。この認識の差を埋めることが大切。大人が子ども(自分の・地域の)に持たせることについて、携帯電話は本当はどんな機械なのかを相互に勉強を深めていっていただきたい。携帯電話は「歩く公衆電話」ではない。INの危険性を勉強する機会を作って情報交換をして欲しい。
大人としての常識を取り戻すという意見が出されたが、ITができてから我々大人は呪縛にかかっている。パソコンのキーを押すのも苦手。携帯電話も親指で操作できない。
大人が扱いに苦労している携帯電話コンプレックスに感じている思いがありこのような難しい操作を必要とする携帯電話をいとも簡単に扱うことのできる子どもたちに注意ができない状態なのではないか?大人として子どもに注意すべきことはきちんと注意していく・。そういった呪縛から逃れるすべを身に付けて欲しい。
子どもに携帯を与える場合についてたくさんの意見が出たが、特に覚悟を持って与えるという意見ことはすごいことである。子どもの携帯は親が最終責任者としてしっかり責任をとるような覚悟を持って与えて欲しい。持ち始めたらどうするか。利用料金などの問題もついて回る。子どもの中学生の小遣2〜3,000円。ここに携帯電話が入りこんできた。電話料込みで1万円。色々な角度から大人が目を光らせる。特に子どもと料金明細書を前にしてきちんと話し合って欲しい。
パケット料金について子どもたちは殆ど知らない。着メロ1回ダウンロードするといくらかかるのか知らない。着メロ3曲無料であげますという場合は、情報提供料は無料だが、ダウンロードする場合のパケット料金はかかる。1曲300円から400円位かかる。3曲無料だと思っていても1,000円近くもかかっているというケースもある。1ヶ月いくら以内にしようとした場合、どのような使い方をすれば1万円以内におさまるのか、大人としてしっかり説明していかないと子どもにはわからない。・
最近は、パソコンと携帯電話が連動している。ITカフェ(IT喫茶)が館林にもあるがのぞいてみた。今はやりのゲームがたくさんあった。ゲームをするには、パソコンで入会登録してパソコンで遊ぶ仕組みになっている。ハンゲーム(インターネットを使用ゲームの総称)をするにはハンコインというお金が必要。IN喫茶でもコンビニでも買える。子どもたちはコンビニで遊び感覚でお金を払う。一旦登録すると携帯からも利用できる。例えば登録してアバタという着せ替え人形の遊びも、携帯から利用できる。多様なサイトが一旦パソコンから登録すると、その後携帯からも利用できる。そのような仕組みがどんどんできている。子どもたちがINの中でどのように遊んでいるのか、パソコンや携帯電話からどのように遊んでいるのか大人として勉強していかなければならない。
こどもがITカフェや図書館(パソコン使用)で危険な遊びをしていないか、そして、携帯でどのように利用しているのかを知ることも大切。今後はITカフェやパソコン利用できる図書館などのパトロールも大切。最近はゲームセンターで遊ぶよりもネットカフェで遊ぶ方が危険性が高い。今は規制が無いから中学生でも出入りが自由になっている。
地域として参加者の皆さんはどのように考える。
今日渡した資料には、高校生の持たない理由に良いサンプルが掲載されている。とても参考になる意見が掲載されている。ある高校生が、「今はクラス内でも携帯電話を持って来ないように励ましあう。」というものである。携帯を持つことは容易い。親も持たせることはとても簡単。だからこそ、親にもこのような生徒(子ども)もいるということを知ることも大切。保護者の側からも持たせないように励ましあう。特に地域やクラスのPTAで、大人同士で持たせないように励ましあうことが大切。
酒や煙草と同じように法で規制すれば良いという意見もあるが、石川県のN市では
まちをあげて小中学生には携帯電話を持たせないような運動を展開している。このようにまちぐるみで取り組みことが大切。法で規制しても、なかなか規制しきれないことは十分承知している。出会い系の「書き込み禁止法」が施行されても、出会い系サイトを利用した援助交際が減らない。そして、その法律でつかまる子どもがいるが、その法律を作ったからといって解決できる問題ではない。法で規制する前に、家庭で、地域で何ができるか、是非これから携帯を持たせる若い世代に対して、先輩の皆様が支援して励まして欲しい。これを契機にまちとして何ができるか考えて欲しい。館林の子どもたちがIN・携帯電話の危険にあわないで本当によい使い方をできるか、参加者の皆さんの肩にかかっている。期待しています。
以 上