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ねちずん新聞 村長の論評・ニュース解説

ねちずん新聞 インデクス
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コンピュータ・フィルタリングより人間フィルタリングを!
  −この10年で大変化した子どもの情報メディア環境に注目−
            群馬大学社会情報学部教授  下田博次


 最近頻繁に「子どものインターネット利用にフィルタリング・ソフトの利用が必要」という声を聞く、しかし、低学年になればなるほどコンピュータによるフィルタリングより、親や兄弟、本屋のおじさんや先生など人間フィルタリングの力が必要だと思う。
 かつて、インターネット・携帯電話が無かったときには、子どもに対して、親の頭越しに直接メディアから情報が注がれる事は無かった。
 (図1)にあるように、子どもにとって好ましくない、あるいは有害な情報は、親や大人のフィルターを通して子どもに入ってきた。しかし最近は、(図2)にあるようにインターネットあるいはインターネットのできる携帯電話から、ダイレクトに子供に、良い悪いの区別なくあらゆる情報が入ってくる。だからコンピュータを使って情報の選別(フィルタリング)をしようというのだが、コンピュータは、もちろん、そんなことを完全にはできない。人工知能も常識を扱えないし、抜け穴はいっぱいだ。教育や子育て、人間社会の問題をコンピュータは解決できない。人間の知恵や愛情が、まず第一なのだ。フィルタリングは使うに越したことはないが、子どもを守り、サポートするこれまでにない新しい社会的フィルタリング・システム作りが必要と思う。


2004/6/29


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